JAL削減人数を3600人上積み

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会社更生手続き中の日本航空は12日、1月に公表した再生計画で2012年度までに約1万5700人としていた人員削減数を3600人上積みし、1万9300人とする方針を固めた。
 12年度末の従業員数は、経営破綻(はたん)前に比べ、4割少ない約3万2600人とする。8月末に東京地裁に提出する更生計画案に盛り込む。年間の人件費を12年度までに約1280億円圧縮する体制を整え、安定的に黒字を確保できる経営体質への転換を急ぐ。
 日航会社更生法の適用を申請した1月の再生計画で、12年度末までにグループ全体の従業員のうち約1万5700人を削減することを打ち出した。だが、金融機関などから「削減が不十分だ」と指摘されたため、削減数を大幅に上積みして計画も前倒しする。
 今年3月末までですでに約3000人を削減しており、今年度中にさらに約1万6000人減らして、上積み分を加えた人員削減のほとんどを今年度末までに終える。リストラの強化で、金融機関から更生計画案への同意を取り付ける考えだ。
 人員削減の上積みは、国内線と国際線からの路線撤退を当初の計31路線から計45路線に拡大させたことで可能になった。今年3月に募集した特別早期退職には、想定の2700人を大きく上回る4000人が応募しており、今秋以降も数千人規模の特別早期退職を募集する。ただ、運航の安全面に配慮し、パイロットや整備部門よりも子会社の売却に伴う人員削減を優先させる方向だ。
 日航は、赤字が続いている連結営業利益を11年3月期には約250億円の黒字への転換を目指す。人件費を含む大幅な経費削減を加速し、連結営業費用を09年度比で約4860億円減らし、13年3月期には連結営業利益を約1170億円に増やす収支計画を新たに立てている。

 

当然と言えば当然なんですけど、ここまで大量の失業者を出しておいて、継続させる意味があったんでしょうか。

いっそのこと潰しておいたほうがよかったような気もします。