ジャンプ台会社が2億円詐取か

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 札幌市のスキージャンプ台設計会社が、全日本スキー連盟(SAJ)からジャンプ台工事の設計を受注したように見せかけ、同市内のみずほ銀行北洋銀行札幌信用金庫の各支店から、計2億円近くをだまし取っていた疑いのあることが31日、捜査関係者などへの取材で分かった。
 札幌地検は金融機関から告訴状の提出を受け、詐欺容疑での立件に向けて元社長(59)らから任意で事情を聞いている。
 この会社は札幌市北区北23西7のビルに事務所を置いていた「インターナショナル・テクニカルコーポレーション」(2007年11月倒産)。関係者によると、イン社は14年の冬季五輪招致を目指していた韓国・平昌(ピョンチャン)で、新設ジャンプ台の設計受注を目指していたが、06年10月に受注競争に敗れると資金繰りが悪化した。
 このため、元社長はSAJの印鑑を偽造して架空の事業発注書を作成し、国内各地のジャンプ台工事の設計を請け負ったように偽装。3金融機関に融資の申請を繰り返し、計2億円近い資金を借り入れたと見られる。07年6月頃、金融機関側からSAJに工事の問い合わせがあり不正が発覚した。
 民間信用調査会社などによると、イン社は03年6月、元社長と韓国籍の元会長を中心に設立された。役員にはSAJ元幹部も名前を連ね、ジャンプ台設計の専門家も社員として勤務していた。ノルディックスキー世界選手権札幌大会(07年2月開催)に向けて、05年に改修された札幌・宮の森ジャンプ競技場の設計にも携わり、05年12月期の売上高は9800万円だった。
 金融機関から架空発注で借りた資金の多くは、元会長の営業活動費の穴埋めに使われたと見られ、元社長の弁護士は読売新聞の取材に「資金の大半は元会長に渡ったが、元会長と連絡が取れない」と説明した。
 また、役員だったSAJ元幹部は「専門家として携わってほしいと言われて役員になったが、大会準備などで忙しく、不正行為は知らなかった」と話した。
 一方、名義を使われたSAJは「銀行側には、我々は(事業発注書を)発行していないと伝えた。捜査中なのでこれ以上は話せない」(池上三紀専務理事)とし、札幌地検に告訴状を提出した北洋銀行と札幌信金は、「詳細は差し控えたい」としている。
 ジャンプ台の設計は専門性が高いため、所有する地方自治体はSAJに依頼し、SAJが専門の設計会社に発注している。

 

ひどい話ですね。

バカにするにもほどがあります。

捕まえて死刑にしてください。