1-2杯の酒 女性の体重増抑制?

引用

米国のボストンにあるブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究チームは9日、アルコールを1日1〜2杯飲む女性は、まったく飲まない女性に比べると、体重増加になる可能性が30%低いとした研究結果を、医学専門誌アーカイブス・オブ・インターナショナル・メディシンに発表した。
 調査は、平均的な体重の39歳以上の女性、1万9000人以上を対象にして、飲酒以外の要素が体重に影響しないように注意しながら、13年間継続的に行った。1日のアルコール消費量を「まったく飲まない」「週2杯程度」「1日に1杯程度」「1日に1〜2杯」「1日に3杯以上飲む」の5つのグループに分けて研究した結果、1日1〜2杯程度飲む女性が、最も体重の増加が少なく、逆にまったく飲まない人が、最も体重の増加が多かったことが明らかになった。
 また、アルコールを毎日、過剰に摂取し続けても、極度の肥満を招く恐れがあり、特に赤ワインを飲酒した場合に、最も大きく影響するとも伝えている。
 これらの研究結果に、アルコールと精神の関連性を研究する精神医学博士のジェームズ氏は、結果を重要視しないで、アドバイス程度にしてほしいとして「アルコールを飲むことで痩せると考えてしまうと、危険なことだ」と米ロサンゼルス・タイムズ紙で述べている。

 

アメリカの結果をそのまま日本で鵜呑みにするわけにはいけないですが、ぜひ日本でも普段の飲酒量と肥満傾向を調査してみてほしいですね。