「ゆとり世代」実は野心満々

引用

ゆとり教育を受けたいわゆる「ゆとり世代」の第1期生がこの4月からいよいよ入社してくる。
 「ゆとり世代」とは2002年度から導入された新学習指導要領に基づく教育を受けた世代のことで、「競争力に欠ける」「安定志向」「打たれ弱い」など、あまり評判はよくない。企業では「ゆとり世代」向けの研修を用意するなどゆとり世代シフトを強めている。
 ところが、最近の調査で「ゆとり世代」の意外な実態が明らかになった。実は彼らは出世意欲が強く、上司・先輩との飲み会に積極的だというのだ。(関連図に調査結果の一覧)
男性学生の約9割は出世意欲あり
 人事業務サポートのレジェンダ・コーポレーションの調査によると男子学生の約9割は出世意欲あり、上司・先輩との飲み会に積極的という結果が出た。
 レジェンダが2010年4月に入社を予定している大学生、及び大学院生に、社会人としての出世・収入について尋ねたところ、男子と女子に大きな差があることがわかった。
 女子と比較して、男子は出世意欲が高く87.2%は部長以上の出世を希望し、収入についても71.4%の男子が「人より贅沢な暮らしができる収入」を望んでいる。
 一方で女子の出世希望は多様で、収入について最も多かった回答は『人並みの暮らしを維持できる収入』で47.9%となった。
 女子の社会進出が著しいが、男子と女子の出世意欲や収入に関する考えが異なっていることがわかる。
■先輩や上司と飲みに行きたい
 理想の長期休暇日数や上司・先輩との飲み回数について尋ねたところ、長期休暇日数は6日以内で満足とする学生が74.3%と、ほぼ4人に3人は6日以内で満足できるということがわかった。また、上司・先輩との飲み回数も、全体では週1回以上を適当とする割合が46.6%とほぼ半数、男性に限っては56.8%と過半数を超える結果となった。
 これらの結果から、2010年4月に入社を予定している学生の多くは、長期間の休みを必要とする趣味などを持っていないと想像できる。
 また、個人主義的なイメージがあるが、実は身近な存在となる上司・先輩との交流を希望する傾向にあることもわかる。

 

ゆとり世代が実は戦力になるのだとしたら、教育の方向転換は間違ってなかったという話になりますよね。

もしかしたら役に立たない勉強面での負担が少なかった分、精神的に摩耗していないのかもしれません。

はたして結果はどうなるのでしょうか?