バス炎上 運転手死亡10人軽傷

引用

煙が上がる車内から聞こえる「助けて」との絶叫。窓から次々に運ばれる子どもたち。直後にバスは炎に包まれた−−。29日夕、大阪府高槻市で起きたスイミングスクール送迎バスの衝突炎上事故。「ものすごく怖かった」。最前列に座っていた小学3年の男児(9)は青ざめた表情で語った。「もう少し脱出が遅れていたら……」。子どもたち、保護者、救助にあたった近くの人たちが恐怖の体験に震え上がった。
 29日午後6時ごろ、大阪府高槻市緑が丘2の市道で、「高槻スイミングスクール」の送迎用マイクロバスが炎上した。火は約15分後に消えたが、運転手の大山晃永さん(65)の遺体が車内で見つかった。バスには運転手以外に小学生ら十数人が乗っていたが、いずれも炎上する前に脱出した。5〜10歳の小学生ら9人(男児6人、女児3人)と保護者の女性1人が軽いけがをした。
 府警高槻署などによると、バスは市道を西から東に向かって走行中、数十秒間、フラフラと蛇行した後に右側の名神高速道路沿いの壁などに衝突して停止。右側の運転席付近が大破した。近くの住民らが前部のドアと窓から小学生らを救出した。その直後、バスは炎上したという。
 バスに乗っていた男児が、大山さんが運転中にハンドルから手を離して苦しそうにする様子を目撃。後ろを走っていた車のドライバーも蛇行の様子を見ていた。同署は、大山さんが体に異変をきたした可能性もあるとみて、原因を調べている。
 スイミングスクールによると、バスは午後5時45分ごろ、小学生を送るためスクールを出発。この日3回目の送迎運転だった。大山さんは週に5日、乗務していた。スクールの担当者は「(運転手には)体調が悪いなら休むよう声をかけていた」と話した。
 現場は、JR高槻駅の北西1.5キロの住宅街。

 

怖い事故ですね。死者は出てしまいましたが、運転手さん以外に被害がなかったのはまだよかったのではないでしょうか。

体調の問題なのか、病気などによる突発的なものなのか…

十分に起こりうる事件ですから、これを機に高齢者の雇用がますます敬遠されるような事態にならないことを願いたいです。

運転手さんのご冥福をお祈りします。